- 弊社では完全データのご入稿を前提としています。ご入稿前に下記チェックポイントをご確認ください。
基本のチェックポイント5項目
- ご注文のサイズとデータサイズは合っていますか?
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- 印刷データは、ご注文のサイズと同一のサイズで作成してください。
- データサイズを誤ってご入稿された場合は、修正のうえ再入稿をしていただく必要があります。
- Officeアプリケーションでは設定サイズに制限があるなど、ご注文のサイズ通りに作成できない場合もあります。詳細は弊社までお問い合わせください。
- 塗り足し・余白は付いていますか?
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- フチなし印刷(紙の端まで色を印刷する)をご希望の場合は、仕上がりサイズよりも3mm大きく背景を作成してください。
- 切れてはいけない文字などは、仕上がりサイズよりも3mm以上内側に収め、余白を作成してください。
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- なぜ塗り足し・余白が必要なの?
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- 印刷物は実際の仕上がりよりも大きな紙に印刷し、ご指定のサイズに断裁しますが、一度に数百枚を重ねて断裁をするため、どうしても若干のずれが生じてしまいます。
- このとき、塗り足しや余白を作成しておくと、ズレが目立たないように仕上げることができます。
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塗り足しがないと、紙の白地が見える恐れがあります。
文字を断裁位置ぎりぎりに配置すると、切れてしまう恐れがあります。
- カラーモードは正しいですか?
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- 印刷データは、CMYKモードで作成してください。
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- Microsoft OfficeなどのアプリケーションではCMYKモードを設定することはできませんので、RGBモードのままご入稿いただくこととなります。
- RGBモードで作成されたデータは弊社でCMYKカラーへ変換いたします。
- CMYKカラーへ変換すると、くすんだ仕上がりとなりますが、これはRGBカラーとCMYKカラーの再現色域が異なるため起こるもので、回避はできません。
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- RGBとCMYKの違い
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- RGB (加法混色)
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- テレビやPCモニターなどディスプレイ類の色表現で光の三原色ともいいます。
- R(レッド)・G(グリーン)・B(ブルー)を原色とし、3色を混ぜると白になります。
- CMY (減法混色)
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- C(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)を原色とし、3色を混ぜると理論上は黒色になります。
- 印刷インクはCMYにK(ブラック)を加えた4色で表現をしています。
- 色の表現域の違い
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- RGBとCMYKでは表現できる色域が異なり、CMYKはRGBよりも狭い範囲の色しか表現できません。
- RGBのデータをCMYKへ変換する際はCMYKで表現できる近い色(*)へ置き換えますが、CMYKの領域にない色は印象が大きく変わる恐れがあり、全体的にくすんでしまう傾向があります。
- (*)弊社では変換時のプロファイルにJapan Color 2001 coatedを使用しております。
- 画像の解像度は適切ですか?
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- 弊社ではCTPの出力線数は175線としており、画像解像度は実際の印刷サイズで350dpi(モノクロ2階調では1200dpi)を推奨しております。
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- 350dpiの画像をIllustrator上で拡大すると解像度は低くなります。
- インターネット上の写真では解像度が足らず、ぼやけて印刷されます。
- 解像度の不足は弊社でのデータチェック対象外です。ご入稿前にご確認ください。
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解像度が高い画像
解像度が低い画像
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- 解像度が低い画像を修正によって高くすることはできません。
- 印刷以外の用途として保存をされたり、保存を繰り返すうちに低くなってしまう場合がありますので、保存時の設定をご確認ください。
- 表裏関係や加工の指示はありますか?
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- 表裏関係に関する指示
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- 表面と裏面でレイアウトの向きが縦横となる場合は、天地の向きを揃えてご入稿ください。
- 揃えることが難しい場合は「天」・「地」をご指示ください。
- 指示がないものは、データ上の上下で付け合わせをします。
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- 折ったものを縦向きに開くデザインは表紙の向きに注意してください。
- 下図のように表表紙を正像に作成すると折って開いた際に、中面の天地が逆さになります。
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- 横向きのレイアウトを同じ方向に縦に配置すると、仕上がり時に天地が逆さになります。
- 加工位置に関する指示
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- 折り加工・ミシン目加工・スジ入れ加工・孔開け加工をお選びのときは、「加工位置」をご指示ください。
- 面に関する指示
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- 用紙の質感が両面で異なるもの(エスプリコートなど)や、両面印刷で片面PP加工をお選びのときは、 どちらの面が光沢面または加工面かをご指示ください。